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第3回 可算・不可算が紛らわしい単語「achievement」

当コラムでは、英語論文の執筆にあたって日本人の学生さんが間違いやすい冠詞および単語の使い方を

ご紹介していきます。

◆今回は、“achievement"という単語に注目してみましょう。

“achievement”という単語には「達成」や「到達」という訳があてられることが多いので、不可算名詞だと考える人が多いかもしれませんが、“achievement”は可算名詞としても使うことができます。

“achievement”を可算名詞として使うのは、「目標などに到達した具体的な例」を示す場合です。

例1:The discovery of penicillin was a great scientific achievement.

(ペニシリンの発見は科学上の偉大な功績である)

【解説】“the discovery of penicillin”(ペニシリンの発見)という具体的な功績(=an achievement)を示している。

例2:We celebrate the achievements of our hard-working students every year.

(私たちは毎年、頑張った生徒たちの功績をたたえます)

【解説】生徒たちの功績が複数(=achievements)あることを示している。